☆ 「Cabbage? Man?」 110x130x90 ☆ |
MONONOKE + HIGH ☆ものの気配☆ 昔からモノの存在、そのモノが「ある」ということに興味があった。 普段、ひとが気にも懸けないものにこそ想像力を駆使し、 その存在の「むこうにあるもの」に思いを馳せていました。 なぜか?そのモノ(コトでも)に、それを産み出す様々な試行錯誤があったにせよ なかったにせよ、産まれ出てきた経緯やそれに携わった人々の気配を想像していたからです。 僕は幼いころ、一人遊びのひとつに「自分がいることに驚愕!!」遊びがあった。 自分の手のひらをじ〜っと見つめ続けるとパチッと頭の中でスイッチが入り、 「うわ〜!え〜!!こ、ここにく、わ、ナ、よ、し、ゆ、きってのが、おる〜!!」って ビックリしてました。と同時に、 この世?周りの世界?空間?(経緯、物語の一場面)を実感、認識していたんだと思う。 今、いくら手を見つめても驚けない.... 大人になるにつれ、この驚けるチカラは、忘すれ去られるわけだが、 (コトあることに驚いてたら.....生きていく上で理由があるのだろう。) それを補うように想像力が育まれ、様々に(良くも悪くも)人の生活を豊かにしているんだと思う。 今の世、モノコトが大量に生産、消費を繰り返し続け、見過ごされているもの、 見えにくくなっていることが多すぎる。新しいもの、奇抜なもの、便利なもの(短縮!短縮!) .....うみだされすぎて、なにかモノやコトに気を配ることが薄れてきている。 「うまれてる」「うみだされてる」「ある」ということに、 感動、感謝を感じられなくなってきている ....本来、「ある」ということ自体、難しいのに!! 逆に、「無い」くて、あたりまえナのだ!! 世界はっ! 「ある」を見過ごしがちになってきているこの時代、確実に、 当たり前の世界「なんもない無の世界」に向かっている気がする。 だからこそ「ある」を大切にしないと「ある」ことへの「想像」(敬意、感謝、肯定)をしないと、 みんな、なくなっちゃうッ みんな、なくなっちゃうッ 自分が確かにここにいて(あって)、 目の前のモノコトたちも確かに「ある」(いる)ということを再認識しないと ♪どんどんどんどん♪知らないうちに....みんな、なくなっちゃう。 「それぞれにある」ことへの想像(敬意、感謝、肯定)をしてかないと... 気付いたらみんナ、なくなってるッ♪ ☆想像力は存在力だ☆ たとえ、なにげなくとも... |